ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)は世界最大のディズニーリゾートです。
4つのテーマパークと2つのウォーターパーク、ホテルやショッピングエリアが集まり、「夢がかなう場所」として訪れた人に特別な体験と感動が待ち受けています。
この記事では、初めてのWDW旅行に必要な基本情報を網羅し、計画に役立つポイントを紹介します。
世界最大の夢の国 —パーク概要と特徴
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)は、アメリカ・フロリダ州にある世界最大のディズニーリゾートです。その広さは東京ディズニーリゾートの約12倍、と圧倒的なスケールを誇ります。
- 所在地:フロリダ州オーランド
- 開業日:1971年10月1日
- 敷地面積:約25,000エーカー
WDWには4つのテーマパークと2つのウォーターパークがあり、それぞれに異なるテーマと体験が楽しめます。
- テーマパーク
- マジック・キングダム:魔法と冒険の世界
- エプコット:未来都市と世界の文化
- ハリウッド・スタジオ:映画の世界への没入
- アニマル・キングダム:自然と野生動物の調和
- ウォーターパーク
- タイフーン・ラグーン:台風に襲われた南海の潟湖
- ブリザード・ビーチ:気候の大変動で一面が雪景色
旅行時期を決めるためのポイント
WDW旅行を計画する際は、以下のポイントを考慮して適切な旅行時期を検討しましょう。
- 旅行費用を抑えられる時期
- 快適な気温と気候
- 季節イベントを楽しむ
旅行費用を抑えられる時期は?
宿泊費、航空券、WDWチケットは時期で価格が変動します。そのため、旅行費用を抑えたい場合は、閑散期を選ぶことが鍵となります。
WDWでは訪問客が少ない「閑散期」と多い「繁忙期」がはっきりと分かれています。特徴を理解して、コストパフォーマンスの良い時期を狙いましょう。
- 1月〜2月(年末年始後):アメリカのホリデーシーズンが終わり、観光客が減少
- 9月中旬〜11月初旬:学校が新学期のため、家族旅行が減少
- イベントが少ない期間:大きいイベントがない週は宿泊費が安い
- 年末年始 (12月下旬〜1月初旬):クリスマスや新年のイベント
- 春休み (3月〜4月):アメリカの学生の休暇シーズン
- 夏休み (6月〜8月):多くの家族旅行が集中する期間
- アメリカの祝日周辺:独立記念日(7月4日)や感謝祭(11月第4木曜日)など
予算を抑えたい方は1月中旬〜2月、9月中旬〜11月初旬がおすすめです。
フロリダの気候と注意すべき季節
フロリダは年間を通じて温暖な気候で、夏の日中の気温は約30〜33℃、冬でも約15〜22℃です。
ただし、台風(ハリケーン)と雨季(スコール)のシーズンは注意が必要です。
日中の気温 | 夜間の気温 | |
---|---|---|
3月 〜 5月 | 25 〜 31℃ | 13 〜 19℃ |
6月 〜 8月 | 30 〜 33℃ | 22 〜 24℃ |
9月〜 11月 | 26 〜 31℃ | 15 〜 22℃ |
12月 〜 2月 | 20 〜 23℃ | 10 〜 13℃ |
- 暑い月は7月で平均最高気温は33℃、最低気温でも24℃
- 寒い月は1月で平均最高気温は21℃、最低気温は11℃
- ハリケーンシーズンは6~11月、特に8~10月に多い
- スコールシーズンは5~10月、特に6~8月に多い
快適な気候を求める方は3月〜5月、11月がおすすめです。
魅力的なパレードとショー
WDWの魅力はアトラクションだけではありません。20種類以上のパレード・ショーがあなたを待ち受けています。
4つのパークで行われるパレードとショーの一例を紹介します!
パーク | 開催時期 | 代表的なパレード・ショー |
---|---|---|
マジックキングダム | 通年 | フェスティバル・オブ・ファンタジー・パレード |
通年 | ハッピリー・エバー・アフター | |
8~10月 | ノット・ソー・スケアリー・ハロウィーン・パーティー | |
11~12月 | ベリー・メリー・クリスマス・パーティー | |
エプコット | 3~5月 | フラワー&ガーデン・フェスティバル |
9~11月 | フード&ワイン・フェスティバル | |
ハリウッド・スタジオ | 通年 | ファンタズミック! |
11~12月 | ジョリウッド・ナイト | |
アニマルキングダム | 通年 | フェスティバル・オブ・ザ・ライオン・キング |
通年 | ツリー・オブ・ライフ・アウェイクン |
旅行に必要な日数は?
WDWは東京ディズニーリゾートの約12倍と広大です。そのため滞在日数の計画することが大切です。
以下の4つのポイントを考慮して計画をしましょう。
- フロリダへの移動は15時間以上
- 時差は-13~14時間
- 何日間WDWに滞在したいか
- その他の観光地への予定
フロリダへの移動時間は15時間以上
日本からフロリダ(オーランド)へのフライトに直行便はありません。乗り継ぎ空港での待ち時間を含めると移動時間は約15〜20時間かかります。
- 日本から中継都市まで:約10〜12時間
- 乗り継ぎ時間:約2〜4時間
- 中継都市からオーランド:約2〜4時間
日本とフロリダ州には時差があります。通常は14時間、サマータイム中は13時間遅れています。
サマータイムは毎年3月の第2日曜日に開始し、11月の第1日曜日に終了します。
- 標準時間:-14時間
- サマータイム:-13時間
おすすめの旅行日数は5泊7日
ウォルト・ディズニー・ワールドを満喫するには、少なくとも4〜5日間の滞在がおすすめです。各テーマパークを1日ずつ訪れるプランが基本となります。
- パークホッパーチケットを利用すれば1日に他のパークにも移動ができます。
旅行日数は滞在日数に移動時間を加え、必要なら観光日を含めて計画しましょう。
旅行日数 = WDW滞在 + 移動時間 + (観光)
例として5泊7日でのモデルプランを紹介します。
1日目:日本出発、フロリダに到着
2日目:マジックキングダム グリーティングやシーズンイベントを満喫
3日目:エプコット 未来技術と世界文化を体験
4日目:ハリウッド・スタジオ トイ・ストーリーの世界を中心に楽しむ
5日目:アニマルキングダム アバターエリアやライオン・キングのショーを鑑賞
6日目:買い物と帰国準備 ディズニースプリングスで買い物、空港に移動→搭乗
7日目:日本到着
パークチケットとライトニング・レーン
WDWは訪問スタイルに合わせて、パークチケット・ライトニング・レーン(LL)を選択できます。
パークチケットは4種類
パークチケットは4種類あります。「パークホッパー」を選択すると1日で複数のテーマパークを巡ることも可能です。
チケット種類 | 特徴 |
---|---|
ベースチケット | 1日に1つパークに入場可能 |
ウォーターパーク&スポーツ | ベースチケット+ウォーターパークの利用可能 |
パークホッパー | 1日に複数パークに移動可能 |
パークホッパー・プラス | パークホッパー+ウォーターパークの利用可能 |
ライトニングレーン(LL)は3種類
WDWには代わりに ライトニング・レーン(LL) という有料のシステムがあり、待ち時間を大幅に短縮して多くのアトラクションを楽しめます。
LL種類 | 対象 | 特徴 |
---|---|---|
シングルパス | 人気アトラクション | 人気アトラクション1つ限定 |
マルチパス | 複数アトラクション | 3つのアトラクションを予約可能 1度使用すると再度予約可能 |
プレミアパス | 人気+複数アトラクション | 各アトラクションで優先して入場可能 |
ホテル選びのポイント
WDW周辺の宿泊には、直営ホテルとオフィシャルホテルがあり、それぞれのメリットに応じて選ぶことができます。
- 直営ホテル: アーリーエントリー、専用バスが利用可能
- オフィシャルホテル: 比較的リーズナブルでアクセスが良好
自分の旅行スタイルや予算に合わせて、最適なホテルを選びましょう。
必須の持ち物
旅行前に準備をリストにして持ち物を確認しておきましょう。
- 必需品
- パスポート、ビザ(ESTA)
- 航空券
- クレジットカード、現金
- スマホ、充電器
- モバイルWi-Fi
- 海外旅行保険証のコピー
- 推奨品
- パスポートのコピー、証明写真
- 常備薬、
- メガネ、コンタクトレンズ
- 上着
- レインコート、折り畳み傘
- ウェットティッシュ
- My Disney Experience(公式アプリ)
- 必要に応じて準備
- 睡眠サプリ
- 携帯食、スナック
- サイン帳、マーカー(グリーティング用)
- ガイドブック、旅のしおり
- 水着(ウォーターパーク訪問予定の方)
- 上着: 飛行機・ホテルは冷房が効いているため、1枚あると安心
- レインコート: 突発的なスコールが多いので、パーク内での濡れ対策に便利
日本からのフライト、WDWへの移動手段
WDWのあるフロリダ州オーランドへの直行便はありません。ロサンゼルス、シカゴ、アトランタなど主要都市で乗り継ぎ、オーランドへ向かいます。航空便の予約は時間や予算に合わせて選びましょう。
- 日本からのフライト:
- ロサンゼルス、シカゴ、アトランタなどで乗り継ぎが必要
- 空港からWDWへのアクセス
- シャトルバス、タクシー、レンタカー
- 直営ホテル宿泊者やツアー加入者は、送迎が利用できる場合あり
- WDWでの移動手段
- ディズニー・バス:ホテルやパーク間をつなぐ無料バス
- モノレール:マジック・キングダムとエプコットを結ぶ移動手段
- ボート:湖を渡るボートで景色も楽しめます
- スカイライナー:エプコットとハリウッド・スタジオをつなぐゴンドラ
長時間の移動のためかなり疲れてしまいます。乗り継ぎや移動手段をしっかり把握してスムーズな移動を心がけましょう。
現地での通信環境
海外でスマホを使用する上でインターネット通信は重要です。
WDWリゾートのほとんどの場所で無料Wi-Fiが利用可能ですが、SIMカードやポケットWi-Fiを日本で事前購入・レンタルしておくことをおすすめします。
- 無料Wi-Fi:WDW内やホテルで利用可
- SIMカード:安定した通信、WDW外でも利用可
- ポケットWi-Fi:複数人で共有、データが大容量
- 国際ローミング:手続きが簡単だが高額
支払いについて
アメリカでの支払いはキャッシュレスが主流です。クレジットカードとあわせて現金も用意しておくと安心です。
支払いの種類と特徴
- クレジットカード
- ほぼすべての施設で利用可
- 旅行時の保険付帯で安心
- キャッシュ(現金)
- パーク外の小さな買い物やチップで利用可
- マジックバンド
- パーク内での支払いやLLの利用で便利
- 日本では購入できない、パーク内や直営ホテルで購入が必要
- 電子決済(モバイル決済)
- スマートフォンのみで支払いが可能
おすすめはクレジットカードと現金
基本的はクレジットカードをメインに、補助で現金を準備しておくと安心です。必要に応じて、マジックバンド+や電子決済を活用しましょう。
まとめ
WDWでの旅行を存分に楽しむには、事前の情報収集と計画が大切です。この記事の情報を参考に、夢のような体験ができるWDWでかけがえのない思い出をつくりましょう!
旅行計画に役立つ情報は、詳細記事にまとめています!ぜひご覧ください!
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